宗教の時代 2011 1 23
書名 仏教・キリスト教・イスラーム・神道
著者 大法輪閣編集部編 大法輪閣
宗教の時代とは、心の時代でもあります。
私が大学生の時、一般教養科目の小論文で、
「来る21世紀は、科学技術と宗教の時代でもある」と書いたのです。
現文明が、信仰と科学を両立できるか。
現時点では、まだまだ先が見えないと言わざるを得ないでしょうが、
それが確立できなければ、次の「未来の扉」は開かないのです。
この本が画期的なことは、通常の本の構成と違うところです。
普通の本は、第1章仏教、第2章キリスト教、
第3章イスラーム、第4章神道という構成になっているでしょうが、
この本では、1ページが4段構成になっていて、
たとえば、「根本の聖典は」というページでは、
ページの1段目が仏教、2段目がキリスト教、
3段目がイスラーム、4段目が神道という構成で、
同じページで、4つの宗教を比較することができるのです。
要するに、4つの宗教を比較しながら、
宗教の概要を同時に学ぶことができるのです。
宗教対立の時代から、寛容の時代へ移行できるのか。
それが、人類の宿題でもあります。